9/20 神奈川・喫茶ラムピリカLive

2021.09.20

 

 

 

また必ず!

 

そう言って、サヨナラしたあの3月のLiveから

あっという間に半年が経っていただなんて

 

神奈川・江の島 喫茶ラムピリカ

(店主:ちあきさん)

 

 

開催当日に長野から出発し

都会に近づくにつれて

 

だんだんと

空気がもったりしていることに

気づきながら

 

久々の関東にわくわく

胸が高鳴っていた。

 

 

予期せぬ渋滞に見舞われながら、

やっとのことで夕方にお店に到着すると、

そこには、

 

あの春の頃より少し日に焼けて

焼き菓子のように美味しそうな色をした

店主のちあきさんが顔を見せてくれた。

 

 

ちあきさんの

爽やかで可愛い笑顔を見たら

 

 

さっきまでの

もったりとした空気が

一気にカラッと晴れて

 

 

なんとも気持ちのよい風が吹き

軽やかで落ち着いた空気が私達を

迎え入れてくれた。

 

 

まるで、そこに居るだけで

深呼吸をしているみたいな

不思議な場所なのだ。

 

 

もう、すでに

あぁ、来られてよかった、、、

 

 

私はそうおもった。

 

 

 

開場すると、続々とお客様がいらしてくださり

本日は、満員御礼。

 

 

有り難み深い夜を迎えていた。

 

 

みんなで喫茶ラムピリカを

味わいながら開演時間までも

 

静かに時を過ごし、

味わい尽くしている方々が多かった。

 

 

私は、それぞれのその「時間」を

眺めたり、話しかけに行って

ほんの少しお邪魔させてもらえること

それがとても嬉しかった。

 

 

開演。

 

 

今回は、わたしのワンマンライブではなく、

いつもサポートしてくださる

夏秋文彦さんとのジョイントLive

私の素敵拡散企画だった。

 

 

夏秋さんは今年、

60年間あまりやってこなかった

「日本でのソロ活動」

に力をいれて前進している。

 

(今までは、何故かソロは

海外ばかりだったのだそう。)

 

 

沢山の曲を持っているのに、

何故、私達に聴かせてくれないのだろう?

 

 

サポートしていただいている中で

私は実は、そんな風に感じていた。

もっと、聴きたいのに!と。

 

 

そこで、この日のジョイントLive

 

 

予想以上に、最高だった。

 

 

一番記憶に残ったのは

夏秋さんのコンツォフカの音と演奏。

 

いつもの雰囲気とは違うスタイル

研ぎ澄まされたパフォーマンス

 

あれ?

こんな音も出るの?!

 

・・・新鮮さが溢れた。

 

 

そして、何の打ち合わせもなく

はじまった

コンテンポラリーダンスとの

即興セッション

 

 

お店のお手伝いをしていた

花田千絵子さん、ゆきのさん

 

実は踊る人で

仕掛け人が店主ちあきさん。

 

ラムピリカには、

あらゆるアーティスト、パフォーマーが

集まる素敵な場所なのである。

 

 

私がぐっときたのは、

花さん(花田さん)が、

まだウェイトレスをしている最中で

 

夏秋さんが「準備は大丈夫?」と聞くと

彼女がこう答えたこと・・・。

 

 

「あ。大丈夫です、私このままやります。」

 

 

まだ、お盆を持っていたし、

エプロンもつけたままだった。

 

でも彼女は、

自然な形でもう既に始まっていたのである。

 

 

その言葉に、私はゾクゾクして

心が、ぐっと掴まれていた。

 

 

 

夏秋さんは、ラスト

即興からオリジナルピアノ曲「曇天」を弾き

プリペアードピアノで

私達にヨーロッパの風景を見せてくれた。

 

 

普段なら、夏秋さんに

こんな凄まじい演奏をされたら

次に出演の私は

緊張してもおかしくないのだけれど

 

 

不思議とそんなこともなく、

ただただ、ワクワクしていたし、

 

 

私のステージでは、

だらだらと私が喜びをダダ漏れさせながら

始終ニヤニヤニヤニヤ歌ってしまっていた。

 

 

そして、夏秋さん相手にはじめて挑戦した

【 完全即興 】

 

 

何の打ち合わせもない。

ただそこで音を出すことだけ

互いに理解している。

 

私は、音楽理論が一切分からない。

音楽の基礎もない。

キーも、コードも、ちんぷんかんぷん。

もちろん、譜面も一切読めない。

音楽的に人に合わせるのって

どうやるの?という切ないレベル

 

 

でも、何が正しくて、何が間違いなのか

分からない事がラッキーな私の人生。

 

 

「感じるままに、声で描く」

 

 

それが、はじまった。

 

 

 

夏秋さんが

カリンバを鳴らしている。

 

 

私はここにいる。

勝手に声がでてくる。

 

 

先の見えない世界に飛び込んで

泳ぐみたいな感覚で

いっぱい息を吸ったり吐いたりしながら

想うより前に声が出ていく

 

わぁー

すごいなー

 

 

自分で演りながらも

そんなことを感じていた。

 

 

気をてらっているのではなく、

自然な流れでこうしているということを

 

そこに集まるみなさんが

理解してくださっているようにも

おもった。「表現」を見つめてる。

 

 

 

今夜の趣旨は、

「ちょっとおかしな、まぁるいじかん」

みんながいて成る私と夏秋さんの【音】や【声】、

芸術鑑賞をお楽しみいただく。

というものだった。

 

 

お客様も含め、素晴らしい人たちが

そこに集っていた。

 

 

私は強くそう感じて、

そこに在ることへの喜びや感謝の中で

 

うっとり、デレデレしてしまった。笑

 

 

ちあきさんの作る

味わい深くて美味しい世界に出逢えて

私は本当に幸せだ!とおもった。

 

 

そして、このラムピリカは、

【本気で遊ぶ、真面目にふざける】

 

私の好きな、

「素敵な大人」に出会える場所です。

 

 

これからも、この空間を私も大切にしたいし、

何かに迷ったりしても、

ここでみんなと会えれば、また笑いあえる、

安心があるのです。

 

 

みんなと一緒に呼吸ができて、

ほんとーーーに幸せ。

 

 

とても楽しかったです。

 

 

心から、やっぱり、ありがとう。

 

 

 

また必ず。

 

 

 

 

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◆神奈川・江の島 喫茶ラムピリカ

https://www.lampilica.com

 

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中田真由美