感想文

2018年 6月13日(すい) はれたねぇ。

 

 

わたくし せんじつ ひさかたぶりに
一冊の本を よみおえる ことが できました。おめでとう。
文章を自分の想いのまま書くことは好きなのですが、
読み解いて進めることがどうも苦手です。
(自分で書いているから自分の中の文章形式が定まり過ぎているのかもしれないなぁ、と最近思いました。)
なので、一冊読み終えることは本当に珍しいことです。よほど相性がよかったのだと思います。その本というのは、
著・西 加奈子さん
題名「 おまじない 」
西加奈子さんは有名ですね、テレビ出演も多いですし、映画にもなった「黄色いゾウ」の原作者さんです。
(余談ですが、この「黄色いゾウ」の映画脚本を担当された「片岡翔」さんは、映画監督さんです。そして、片岡翔さんの自主製作映画6作には、中田真由美が楽曲提供をさせていただいております。わぉ。)
「 おまじない 」
という本は、女の子が主人公の短編集です。短編集だから読みやすいというのもあったかなぁと思います。そして、なぜ私が普段読まない本を突然購入しようと思い立ったかと言いますと。
「 すべての女性を肯定する作品が書きたかったんです。 」
という西さんのコメントが、たまたま偶然に眼前に飛び込んできて、「ハッ!」とした私は、どうしても読んでみたい気持ちになっていまして、数日経ってもその気持ちが絶えず続いていたので、本屋さんへ行ったのでした。そして、いつもはすごいジャンルの山程の本に迷子になる私が、その時は大きな本屋さんでも迷わずこの作品がすぐに見つかったので、すべて上手い流れで、この「おまじない」という本は、気づけば私の手の中にありました。
作品を読み終えて、、、
短編集なのでお話は8つありました。一日1つ、もしくは2つのストーリーを読み。そのどれもこれもに、心を突かれてしまいました。家の中で読書が苦手すぎるので、仕事終わりにカフェに立ち寄り、読み進めたのですが、自分の中にある話を書かれているかのような痛みを感じたり、癒されたり、分かるわ〜、憧れるわ〜、素敵な人だわ〜、という人物が現れて、場をわきまえず、つい涙してしまう時もありました。
私の身近にいるあの子の話、それから、彼の話、彼の知り合いにいそうな女の人、あの子もきっと励まされるだろうと思えるようなストーリー、などなど。
今すぐ、この読み終えた「おまじない」をお友達のところへ持って行って薦めたい!という想いになっていました。
どなたか、この本を映像化してくれないだろうか、、、ともおもいました。
男性が読んだらどう思うのだろ?
そういう話も聞いてみたい。
この「おまじない」について
西加奈子さんのインタビューが載っている
ニュースページがあったので
よかったら、チェックしてみてください。
わたしは、西加奈子さんの回し者でもなんでもないし、面識だってないのですが、こう、自然と拡げたい気持ちになってしまう作品というものについて、それって、それって、素敵なことねぇ。
という意味をこめて、素敵シェアです。
歌い手としても、作詞をする者としても、そういう「自然と〇〇したくなる」ような出逢いや、ステージ表現を目指したいなぁ、、、と。
わたしは常日頃おもっています。
にょほほ。ニョホホ。
素敵な作家さんの本に触れ合えたわたしは、幸せです。心から、ありがとうございました。