長野リハ

2018年4月29日(日) 晴れ

 

5月5日のワンマンライブに向けて、夏秋さんとリハーサルをした。

 

彼は、鍵盤ハーモニカの演奏を循環呼吸で演奏されたり二台同時に弾いたりする変わり者で達人で、その他にも口琴、コンツォフカ、レク、なんかわからんホース、大正琴、などなどなどなど色々な楽器が弾ける音楽家さんのです。

そして私たちのすでに知っている楽器も、夏秋さんが弾くと、まるで別の楽器のような音が響いたりします。

不思議で、明日は明日の風が吹く~じゃないけれど、今日は今日の命が鳴っているんだなぁと感じてしまうのです。

 

そんなとても素敵な人だから、サポートしてもらえることが、嘘みたいで、幸せ。

 

今回は私が大阪ツアーに行く途中だったので、

まず夏秋さんの暮らす地、長野県に寄ってリハーサルをしてきました。

 

ここでは、アルプスを眺めることができたり、

緑いっぱいの優しい時間を歩いて、

薪を運ぶのをお手伝いしたり、

夏秋さんがたけのこご飯食べさせてくれたり、

犬のハナちゃんが手のひらをペロペロしてなでてくれたり、

夏秋さんにお願いをして初めての「いなごの佃煮」を食べたりして、

刺激が沢山ある中、とても癒されてしまいました。

 

 

そのリハの最中で私は、自分の曲「最期の最後」の歌詞を書き上げて、

完成させることもできました。

 

この曲はとてもエネルギーが必要な内容で、

命が終わる瞬間のことを想像しなければいけません。大切な人を失うか、もしくは、大切な人を置いて去らなければならないという想像をし続けて、歌詞を生み出さないと、納得のいく歌が歌えません。

なので東京にいる間は、心がすり減っていることが多いので、そのことを想像することすら一人で抱えきれず、とても大変です。詞の追加を提案して頂いたときは、正直吐きそうになったのですが、私も必要なことだと感じていたので、とてもガッツで向き合いました。笑

 

あんなに頑張っても、なかなか上手く書き上げることができなかったのに、

ここへきたら、自然がエネルギーをきちんと分け与えてくれたみたいに思いました。

「いいよ、それでうたってみてごらん。」と言われたみたいにストンっと、自分でも「これだ」と理解しました。

お互いに最期まで楽しく愛しあっていられればいいなぁ~。

笑っていられるように大切にしていましょうね。ということなのだと思いました。

 

夏秋さんのピアノアレンジが、さらに素敵にしてくださっています。

私は、歌う人間で在り続けたいので、こうして歌に集中して思う表現ができる時間は、最高にうれしく幸せなのです。

リハーサルをしながら、ガッツポーズを心でしていました。

 

最初より、だいぶん、いい曲になったなぁ~

 

 

それから、「いのち」という曲をまた即興で合わせてみたら、夏秋さんはバッチリ素敵に合わせてくださって、それも新曲として、ワンマンライブでお披露目することにしました。

 

 

これは後日談ですが、実は、この曲のこの二人の音合わせの感じが好きすぎて、大阪の旅3日間で毎日「いのち」のリハ音源を聴いていたほど好きなのです。てへへ。

 

 

こんふうにして、長野では新しいものを吸収し、循環して、生み出して、とてもいい時間を過ごすことができました。

夏秋さんはなんて素敵な人なのでしょうか。

 

 

これから色々聴き続けてくださるお客様もきっと、大好きになってしまうと思います。ははは!

 

 

本当に、よき時間をありがとうございました。