お人形と音楽で

2017年10月15日  にちようび

かわせみ座座長の山本由也さん、完全オリジナルの操り人形たち。東中野ポレポレ坐cafeにて、由也さんの個展が今年も開催されました。いやぁ〜〜今年もすごかっなぁ〜〜。

操り人形師:山本由也さん
コントラバス奏者:村木充さん
ギター弾き語り:中田真由美

でお送りいたしました。

あっ!という間に終わっちゃった。
ロバのお人形 プラテーロのために書き下ろした楽曲。これからも少しずつ成長させてみようって思います。せっかく産まれた歌です。ここだけに歌詞を載せておこうと思います。
 
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『 ぼくとあの子 』   詞・曲/中田真由美
 

緑の上を歩けば あの子がやってきて
やさしく 笑って ぼくに語りかけてくれる
 
今日はいったい どんな日だったかな?
いろんなお話 聞けるといいな
 
ぼくは忘れない  風や虫や鳥たちが歌う
太陽 ひかり 足元から溢れ出す
命のメロディ…
 
あの子にも教えてあげたいよ
ぼくをやさしくなでてくれた
あの子のために歩きたいよ
涙をふいて 夢を見よう お散歩しよう
 
連れていきたい場所があるから
長い睫毛を輝かせていた
 
どうか ステキな夢を  夢を
夢を見ていられますように
 
いつまでも   いつまでも…
 
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出来たばかりで拙い形でしたが、聴いて見守ってくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。


【その後のきもち】

山本由也さんと村木充さん、そしてお客様みなさまと一緒に、笑顔がたくさん、嬉しい夜でした。お集まりくださった皆様本当にありがとうございました。
心臓があって足元から頭のてっぺんまで血が流れてトクトクと言う音を耳にもできたような感覚で、大切に感じ合いながら過ごすことができました。
「細部までの美しさ」
「妥協なき表現の体現」
これは山本由也さんのお人形の姿、振る舞い、舞台を監督する山本さんご自身のお姿などに学ぶ点が多くあります。
私自身は、性格もステージも、あるところが狭く細かくあるところが枠なしで雑でそれを繰り返しておおよそで生きているので、由也さんの成されていることには到底及びません。違う者であるのは当たり前で、それはとても素敵なことだと思いますが、その違う者が同じ時間の中で、そこに立つ者同士の、言葉のない会話ができることをとても有難く嬉しく思うのでありました。

お客様には、私の思いつきで作った振り付けを伝授して、踊っていただいたのですが、これは私のライブでも初の試みでした。でも全員がしっかり踊ってくださったことに、私が大興奮!笑。楽しかったです、皆様ご協力ありがとうございました。素晴らしかったです!

コラボをする楽しさは、生まれも育ちも思考もやり方も違う私たちが、一つの方向に向かって感じあっていることが、とても楽しいなって思います。
由也さんのこの提案(テーマ)「セッション」をすることで、相手を感じ自分を感じるその時、きっとお客様もそこで何かを感じている。
…素敵だなぁ〜
って。

それからその余韻が続くのも嬉しいです。公演後に、お客様が笑顔に溢れている状況を見られるということに対して、逆に感動させられているのです。
ありがたきことなのです。

また、こんなふうに会えたらたのしいですし、そうなるように、私も歌い続けてまた日々に注ごうと思いました。
皆様へ心からの感謝を込めて、
本当にどうもありがとうございました。

また逢う日まで。

中田真由美


(※お写真は、ステージ風景と、それからこの日お客様からいただいたお土産です。嬉しかったので載せちゃいました。ありがとう、心と身体の栄養にします。)