目指したい存在があって。
それは、あるようで、ないような、存在で。だから、目指す方向は、決まっているけども、到達することは、とても困難だろうな、と、腹をくくって、生きている。
ただ、目指すこと、その方向を向き続けることが、何より大切なのだと想って、生きている。
それなのに、自分は、自分に、またもや甘くて。少しでも大切な人が、心地よくなるようにと思って、やってみるけど、なんだかうまくいかない。結局、自分のことを、考えているような気分になる。
この心配も、ワガママに他ならない、乙女心の侘しさだ。
でも、いつまでも凹んでいられない。
そうやって、しばらく、どうやって、届けるか、放つか、その方向を向いた後の、歩き方をスキップにするか、ツーステップにするか、ノロノロ歩くのか、はたまた、猛ダッシュでかけてゆくのか、どんな服装で、どんな表情をして、どんな体温で、天候や、その道にある草花などは、いったいどんな色合いなのか…
などなど。ここしばらく、ずーっと考えていたんだけど。
ピタッと、しっくり。
きた。
きたよ。素晴らしい、素晴らしい日。
あとは、きちんと描くのみ。
しばし待たれよ。
-完-